もてあそぶ

江國滋『俳句とあそぶ法』の「俳句を、どうぞ」の冒頭に、俳句をひねる、俳句をもてあそぶ、とあります。

俳句はひねったり、もてあそんだりするもの?

「もてあそぶ」は弄ぶ、玩ぶ、翫ぶ、と書く。
辞書には、
[弄ぶ]自分のもののように、勝手に動かすこと。
    例=人の感情を弄ぶ。
[玩ぶ]好きなものとして、楽しむこと。
    例=笛を玩ぶ。花を玩ぶ。
[翫ぶ]心の慰めとして、愛すること。
    例=美女を翫ぶ。俳句を翫ぶ。

俳句と美女は「翫ぶ」。
なんか言っちゃうと、今の時代関係各所から非難ゴウゴウのような。
あんたモテ男とカンチガイしてんじゃない?とか。美男はもてあそんじゃダメなの?とか。
使わないのが無難です。

日本語は面白くてムズカシイ。

今日の読書
江國滋『俳句とあそぶ法』
江國滋さんは小説家、江國香織さんのお父さんです

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